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PHOTOGRAPHER

平原 陽太郎

HIRAHARA YOTARO

PROFILE

入社
2013年 新卒入社
出身
京都精華大学
デザイン学部
プロダクトデザイン学科
好きなクリエイター
杉本博司さん

未経験で飛び込んだ世界で、経験を積みながら一人前を目指した。

フォトグラファーをめざしたきっかけは、大学の授業での撮影。

私は、大学で工業製品のデザインと設計を学んでいたのですが、授業の発表のために試作品を撮影したことがきっかけでフォトグラファーを目指し、たきコーポレーションに入社しました。アシスタントの経験を経て、現在はフォトグラファーとしてスキンケアブランドの商品やキービジュアルの撮影を定期的に担当。その他、ポートレートやフードなど、さまざまな案件に携わっています。

今のスキルをもたらしたのは、アシスタント時代の経験。

実は私は、撮影の技術や専門知識がまったくない状態で入社したんです。最初はアシスタントとして、先輩フォトグラファーのサポートをする毎日。先輩の指示に合わせて商品をセットしたり、ライティングを合わせたり。それでも2年目くらいまでは撮影の意図がなかなか汲み取れず、ついていくことに精一杯でした。でもその経験があったからこそ、適切なライティングや広告写真としての良し悪しを感覚的に学べたと思います。その後は、個人作品の制作や、小さな撮影の仕事を積み重ね、入社5年目に念願のフォトグラファーに。最近は映像の仕事も増えてきております。予算管理や制作の進行を行うプロデューサーやPM(プロダクションマネージャー)、カメラマンのアシストしてくれる撮影助手(チーフ・セカンド・サード)などのスタッフと関わりながら、チームで知恵を出し合い撮影しています。

仕事は職種を問わず同じ空間で。だからコミュニケーションがスムーズ。

私が所属するFOCUSというカンパニーは、写真や映像表現を得意とするカンパニーです。FOCUSには、営業やレタッチ担当、映像担当などさまざまな職種がいるのですが、皆同じ空間で仕事をしています。コミュニケーションがスムーズで仲間同士の意思疎通が早いため、撮影に集中できる環境が整っていると感じています。また、機材投資にも積極的。時代と需要に合わせて最新の機材を使って撮影できることも強みのひとつだと思います。これらの機材に対する経験値を積み上げられることも、個人的には嬉しいポイントですね。

香りの豊かさを表現したキービジュアルと、ライブ感にこだわったムービー。

印象に残っているのは、株式会社ラフさまの「DROPGROOMING」というヘアワックスのキービジュアルとムービーを制作した案件です。香りにとてもこだわった製品とのことで、キービジュアルは、商品や香木、フルーツなどの被写体が自然に浮遊しているように撮影することで、香りの豊かさを表現しました。ムービーでは、ライブ感を演出するために、カメラをあまり三脚に固定させず、肩に装着したり手で持ったりして、自然なブレをつけながら撮影しました。

「DROPGROOMING」ムービー | 株式会社ラフ

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